耐摩耗鋼板とは
耐摩耗性(AR)鋼板ARは高炭素合金鋼板です。炭素の添加により硬度が高く、合金の添加により成形性と耐候性が向上しています。
鋼板の成形時に炭素を添加すると、靭性と硬度は大幅に向上しますが、強度は低下します。そのため、AR鋼板は、工業製造、鉱業、建設、資材搬送など、摩耗や損耗が主な故障原因となる用途で使用されます。AR鋼板は、橋梁や建物の支持梁などの構造用途には適していません。



耐摩耗鋼ジンダライは供給可能
AR200 |
AR200鋼は、耐摩耗性に優れた中炭素鋼板です。ブリネル硬度212~255の中硬度を有する中炭素マンガン鋼です。AR200は機械加工、打ち抜き加工、穴あけ加工、成形加工が可能で、低コストで耐摩耗性に優れた材料として知られています。主な用途としては、材料シュート、材料可動部品、トラックライナーなどが挙げられます。 |
AR235 |
AR235炭素鋼板の公称硬度はブリネル硬度235です。この鋼板は構造用途向けではありませんが、中程度の摩耗が要求される用途に適しています。代表的な用途としては、バルク材搬送シュートライナー、スカートボードライナー、セメントミキサードラムとフィン、スクリューコンベアなどがあります。 |
AR400 AR400F |
AR400鋼は、耐摩耗性と耐摩耗性を求められる用途向けに設計されています。高炭素合金鋼のグレードは、鋼の硬度によって決まります。AR400鋼板は、耐摩耗性、成形性、溶接性が求められる用途で多く使用されています。代表的な産業としては、鉱業、マテリアルハンドリング機器、骨材などが挙げられます。 |
AR450 AR450F |
AR450鋼板は、炭素やホウ素などの異なる元素からなる合金です。優れた成形性、延性、耐衝撃性を維持しながら、AR400鋼板よりも高い硬度を備えています。そのため、バケット部品、建設機械、ダンプトラックなど、中程度から重度の摩耗が要求される用途に広く使用されています。 |
AR500 AR500F |
AR500鋼板は高炭素鋼合金で、表面硬度はブリネル硬度で477~534です。強度と耐摩耗性が向上することで、耐衝撃性と耐摺動性が向上しますが、延性は低下します。AR500は耐摩耗性に優れているため、機器の寿命を延ばし、生産時間を短縮します。主な用途としては、鉱業、マテリアルハンドリング、骨材、ダンプトラック、材料搬送シュート、貯蔵容器、ホッパー、バケットなどが挙げられます。 |
AR600 |
AR600鋼板は、ジンダライ・スチールが提供する最も耐久性の高い耐摩耗性鋼板です。優れた耐摩耗性により、過度の摩耗が要求される用途に最適です。AR600の表面硬度はブリネル硬度570~640で、鉱業、骨材除去、バケット、その他高摩耗用途で多く使用されています。 |
AR鋼は、材料の摩耗や損傷を防ぐために使用されます。
コンベア
バケツ
ダンプライナー
ブルドーザーや掘削機などに使用される建設用アタッチメント
格子
シュート
ホッパー
ブランド名と商標名
耐摩耗プレート400、耐摩耗プレート450、耐摩耗プレート500、 | RAEX 400、 | RAEX 450、 |
RAEX 500、 | FORA 400、 | FORA 450、 |
FORA 500、 | クアード400、 | クアード400、 |
クアード450 | ディリデュール 400 V、ディリデュール 450 V、ディリデュール 500 V、 | JFE EH 360LE |
JFE EH 400LE | AR400、 | AR450、 |
AR500、 | スミハード400 | スミハード500 |

2008年以来、ジンダライは長年にわたる研究と生産経験の蓄積に基づき、一般耐摩耗鋼、高級耐摩耗鋼、高衝撃靭性耐摩耗鋼板など、市場の需要に応える様々な品質の鋼板を開発してきました。現在、耐摩耗鋼板の厚さは5~800mm、硬度は最大500HBWです。特殊用途向けに薄鋼板や超広幅鋼板も開発しています。