鋼矢板の概要
鋼矢板は、最も一般的に使用される鋼矢板です。現代の鋼矢板には、Z型、U型、直矢板など、様々な形状があります。鋼矢板は、雄と雌のジョイントで相互接続されます。コーナー部では、特殊な接合ジョイントを使用して、矢板壁列を次の矢板壁列に接続します。

鋼矢板の仕様
製品名 | 鋼矢板 |
標準 | AISI、ASTM、DIN、GB、JIS、EN |
長さ | 6 9 12 15メートルまたは必要に応じて、最大24メートル |
幅 | 400~750mmまたは必要に応じて |
厚さ | 3~25mmまたは必要に応じて |
材料 | GBQ234B/Q345B、JISA5523/SYW295、JISA5528/SY295、SYW390、SY390、S355JR、SS400、S235JR、ASTM A36など |
形 | U、Z、L、S、パン、フラット、ハットプロファイル |
応用 | コッファーダム /河川の洪水の転流と制御/ 水処理システムフェンス/防潮壁/ 防護堤防/海岸堤防/トンネル切通しとトンネルバンカー/ 防波堤・堰堤・固定法面・邪魔壁 |
技術 | 熱間圧延および冷間圧延 |
熱間圧延鋼板
熱間圧延鋼矢板は、鋼材を高温で圧延しながら成形することで形成されます。通常、熱間圧延鋼矢板はBS EN 10248 Part 1および2に準拠して製造されます。冷間圧延鋼矢板よりも厚い鋼板が製造可能です。また、インターロッキングクラッチもより強固になる傾向があります。
冷間成形および冷間圧延鋼板
冷間圧延・成形工程は、鋼矢板を室温で成形する工程です。プロファイルの厚さは、プロファイルの幅全体にわたって一定です。通常、冷間圧延・成形された鋼矢板は、BS EN 10249 Part 1および2に準拠して製造されます。冷間圧延は熱間圧延コイルから連続した断面で行われるのに対し、冷間成形は、コイルから外した熱間圧延コイルまたは鋼板から個別の長さで行われます。幅広い幅と深さの成形が可能です。

鋼矢板の用途
堤防強化
擁壁
防波堤
隔壁
環境バリア壁
橋台
地下駐車場
